2016年7月26日火曜日

夢のプロジェクト 第2弾!

前回お伝えした、東京藝術大学、慶応義塾大学、筑波大学の研究チームからなる夢のプロジェクト。

初回は、先生方からプロジェクトの概要をご説明いただいたり、ダブルリボンがどんな形でお役にたてるのか、といったところを詳しく伺ってきましたが、第2回ミーティングとなる今回からいよいよ本格スタートです!


今回は、具体的に形にしたものを持参して、求められる最終形にむけての道のりを走り始めました。

先生方が求めていらっしゃる機能・・・まだ詳しくお話しできないのが残念ですが・・・。
それを含む帽子を完成させなければなりません。

帽子屋としてリボンズ2人は色々なスタイルに慣れ親しんでいますが、先生方には見慣れないものもあるかもしれないということで、まずはその機能を含むことができるような多様なスタイルを持参して、見て、被って、試していただきました。



ダンディな先生方お二人。
キャスケットやトップハットが意外なほどお似合いに♪


笑顔の美しい先生はトップハットをチャーミングに、飛行帽もしっくりと馴染んで、楽しんで被っていただきました。

・・・と、楽しいお時間はここまで。
ここからが本題。

先生方が求めていらっしゃる〝とある仕組み〟を帽子の下に忍ばせなくてはなりません。

その仕組みを数種類のサンプルにしてご提案させていただいて、それらをもとに被り心地や、機能性を果たせるかどうかを検討していきました。
それぞれのサンプルごとに、良い点、悪い点、もっとこうしたい、こうなればもっと便利、といった点を洗い出し、次なるステップに向かう道筋を探っていきます。


先生方が求める機能を果たすため、もっと最適な素材がないものか、もっと違うパターンが可能ではないのか、色々な意見や新しいアイディアが研究室を飛び交います。

およそ2時間のミーティングで徐々に次なるご提案のイメージが見えてきます。

長時間の着用に耐えられるか、デザイン性を損なわず、必要な機能を帽子に落とし込めるか、それらを追及していく作業が続きます。


次回に向けて、今まで先生方が研究開発されてきたパーツをお預かりして、新たなサンプル作りを始めることに。

一方で先生方は私たちがご提案したサンプルパーツを使って、被り心地、つけ心地を実験によって数値化する?とでも言えましょうか。
数字で確かめることで、課題を明確にしていく作業を進めてくださることに。


先生方と私たちの間で、それぞれに作ったものが行き交う。
何とも言えない喜びがありました。

次回は、一歩進んだところでどんなアイディアが生まれてくるのか楽しみです。
リボンズ、がんばって良いサンプルを準備しなければ!


いつもミーティングの帰りは、上野公園を通って岐路につきます。
充実した時間のあとのこの広々とした風景は、格別。

 
息をいっぱい吸い込みたくなる、そんな気持ちのリボンズでした。

まだまだ道のりは長いですが、一歩ずつ踏みしめる感触が私たちを豊かな気持ちにさせてくれます。
また来月、新しい手ごたえをお知らせできますように。                   (k)

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